住宅はその外部、内部からの様々な要因により、建てられた直後から劣化が始まります。木造住宅を例にとると、次のような事象が考えられます。
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雨、地面からの湿気 |
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木部の腐れや金属部の錆び |
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しろあり |
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木部の食害 |
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地震、台風など |
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壁や屋根の破損、雨漏り |
住宅を何年使い続けることができるかどうかは、耐久性に配慮した設計となっているかどうかで決まってきます。
耐久性を高めるためのポイントは、建物の工法毎に異なります。
| 工法 |
耐久性を高めるためのポイント |
| 木造 |
・柱や土台などの木部への適切な防腐、白アリ対策処理の実施又は 耐久性の高い樹種の使用
・床下や小屋裏の換気(湿気による木部の腐れなどを防止) |
| 鉄骨造 |
・適切な防錆処理の実施
・床下や小屋裏の換気 |
一般家庭でのエネルギーの約7割は暖冷房と給湯設備で消費されています。省エネルギーを進めるためには、断熱性に優れた住宅とし、高効率な暖冷房設備や給湯設備を使用することが重要です。
断熱性能を向上させるためには、外壁や屋根、床などに断熱材を使用し、外の熱を室内に伝わりにくくすると同時に、室内の暖かさを外に逃がさないようにします。また、建物の隙間を減らして気密性を高めることも重要です。
バリアフリーとは、障害者や身体機能が衰えた高齢者が、社会生活を営む上で、自立を妨げるバリア(障害)を取り除こうという考え方です。次のようなポイントについて対策を行います。
(1)安全で事故が防止できること
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家の中の段差を無くし、要所に手すりを付ける |
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部屋毎の温度差を無くす |
(2)操作が簡単、移動が簡単など「楽」であること
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廊下の幅を広くとり、階段の角度は緩やかにする |
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照明のスイッチ、コンセントの位置に配慮する |
(3)将来への対応が可能であること
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介護用車いすの使用を想定した空間を確保しておく |
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手すりを付けやすいように下地を設ける |
建築基準法では、震度7程度の地震でも倒壊しない構造になるように基準を設定しています。建物の地震対策については、以下の表のように分類できます。
| 構造 |
特徴 |
揺れ |
| 耐震構造 |
・筋かいや合板を使った耐力壁で、揺れに耐える構造
・揺れが強い場合は、家具の転倒、壁にひび割れなどの損傷の可能性があります。 |
大きい |
| 制震構造 |
・建物に粘りや弾力のある部材(ダンパー)などを組み込んで、地震のエネルギーを吸収し、揺れを抑えます。
・耐震構造に比べると、家具転倒の可能性は小さいです。 |
耐震構造よりは小さく、免震構造よりは大きい |
| 免震構造 |
・建物の基礎に免震装置(積層ゴム等)を備え、建物自身に伝わる揺れを小さくします。
・揺れが小さいので、家具の転倒の可能性は少ないです。
・免震装置の定期的なメンテナンスが必要です。 |
小さい |
最近、便利で快適に暮らせるような設備が多くあります。その中でも、主な最新設備は次のとおりです。自分に必要な設備を選ぶためにも設備について理解しましょう。
■IHクッキングヒーター
電気を熱源とした加熱調理器具です。温度管理やタイマー機能があり調理がしやすく、火を使わないので安全です。炎が出ないので、二酸化炭素が発生することがなく、室内の空気を汚しません(調理時の水分蒸発、煙やにおいは出るので、換気は必要です)。
ガス式と変わらない火力が出るものも増え、熱効率が非常に高いのが特徴です。
■インターネット対応
ADSL、光ケーブル、ケーブルテレビ等のインターネット接続回線が配線してあります。
■ウォークインクローゼット
人が出入りできる収納スペースです。衣類や小物を収納しやすいよう、棚や衣服が吊せるバーを備え付けてあるものが一般的です。
■オートバス
お湯張りから温度調節まで自動でコントロールできる機能がついたお風呂です。
キッチンなどにコントロールパネルがあれば、遠隔操作ができて便利です。(浴槽の栓の閉め忘れに注意しましょう。)
■食器洗浄乾燥機
食器洗いの時間が節約されるだけでなく、洗浄に使用する水の量も節約できます。
家事の負担が低減されるため、人気の設備です。後付けにすると設置スペース、電源、給排水設備の確保が必要なため、希望箇所に設置できない可能性もあります。
最初から備えつけのタイプは、見た目もスッキリし邪魔になりません。
■人感センサーライト
センサーで人を感知して自動的に点灯する照明で、暗い箇所でもスイッチを探す必要がなく、自動的に消灯するので消し忘れがありません。主に玄関や廊下に設置されます。
■ディンプルキー
一般的な鍵のように鍵山がなく表面に多数のくぼみがある鍵です。
防犯性に優れピッキング防止になります。
■24時間換気システム
自動的に室内の汚れた空気を排出し、新鮮な外気を取り込む常時稼動のシステムです。
シックハウス対策としても有効で、浴室換気乾燥機と一体の場合が多くなっています。
■ペアガラス(複層ガラス)
2枚のガラスの間に空気の層を設けてあるので、外気の熱の影響を受けにくく、保温性があります。冷暖房費の節約になるだけでなく、遮音効果や結露防止に効果があります。
■床暖房
床下に温水や電気による発熱体を設置し、足元から暖める暖房設備です。
主にリビングに設置されています。
温風による暖房ではないので、ほこりが舞い上がらない、空気を汚さない、乾燥しにくいといった利点があります。
■浴室換気乾燥機
浴室を換気、乾燥させる設備です。雨の日の洗濯物の乾燥だけでなく、湿気がこもる浴室を乾燥させ、カビを防ぐこともできます。また、最近では24時間換気システムと一体となっていることが多くなっています。
出典元:住宅金融公庫