マンションには、区分所有者のものである専有部分と、区分所有者全員のものである共用部分があります。専有部分は区分所有者自身が掃除しますが、共用部分は放っておけばどんどん汚れていきます。また、新築マンションでも長年住んでいると、外壁、給配水管、エレベーターなどの設備は劣化します。劣化をそのままにしておくと、生活に支障が出る場合もありますし、購入したマンションの資産価値が下がってしまいます。
そこで、快適なマンション生活を送り、資産価値を保つために、敷地内清掃などの管理方法を定め、建物・設備などをいつ、どのように点検・補修していくか長期修繕計画を立て、それらに必要な費用を区分所有者全員で積み立て、積み立てた費用を管理し、計画どおりに点検・補修を実行していくこととなります。これがマンション管理です。
マンション管理は、マンションの区分所有者全員が組合員となる管理組合が行いますが、実際には、日常の共用部分の清掃などの実務は管理組合から委託した管理会社によって行われます。委託先の管理会社がどこなのか、委託する管理業務の範囲はどこまでなのかを確認しておきましょう。なお、管理組合は、区分所有者である限り、勝手に脱退することはできません。
また、マンションは多くの人が生活する場であり、お互い気持ちよく暮らすための規則が必要となります。この規則を定めたものが管理規約や使用細則です。管理規約には、専有部分と共有部分の範囲、管理費や修繕積立金の額、ペット飼育の可否などが決められています。使用細則には、さらに具体的な規則が決められています。
モデルルームや販売物件を見学する時に、どのような規則が定められているか管理規約や使用細則を確認しておきましょう。
●管理規約及び使用細則の確認事項
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項目
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チェックポイント
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| 専有部分 |
「住居専用」となっている場合、事務所や店舗に使うことはできません。逆に「店舗・事務所可」の場合、どのような店舗・事務所にできるのか確認する必要があります(騒音・悪臭等の原因となる恐れがあるため)。また、リフォーム、賃貸、売却についても一定の制限が設けられている場合があるので、確認しておきましょう。 |
| 共用部分 |
マンションの敷地、エレベーター、玄関ポーチ、駐車場、管理室、集会室などの共用部分の範囲、使用上の注意、取り決めなどを確認しておきましょう。また、バルコニーは共用部分なので、大型の物置は置けないこともあります。置ける物、位置などを確認しておきましょう。 |
| 管理費 |
管理費は、共用部分の水道光熱費、エレベーターなどの動力費、損害保険料、管理員人件費、管理手数料など、実際の管理に要する費用から算定します。金額が低ければよいというものではなく、管理の内容を確認した上で、妥当な金額かどうか判断しましょう。 |
| 修繕積立金 |
修繕積立金は、年数の経過によって生じる汚れや傷みを修繕するための費用です。管理費同様に金額が低ければよいというものではなく、今後30年程度の長期修繕計画の内容を確認した上で、妥当な金額かどうか判断しましょう。 |
| ペット等の規制 |
最近はペット可のマンションが増えていますが、大型犬は禁止などの制限がある場合もあります。また、エレベーターや廊下などの共用部分での規制がある場合もありますので、自分の生活に影響があるかどうか確認しましょう。 |
出典元:住宅金融公庫